株式会社PRIDISTは、これまで培ってきたドライビングシミュレータの技術を活用し、社会的ニーズが高まりつつあるシニアカー用のシミュレータ「Mobility Scooter VR(モビリティ スクーターVR)」を開発。2025年春にリリースを予定しています。
ドライブシミュレータというのは、聞き慣れない言葉かもしれませんが、画面と手元のハンドルが連動しており、ハンドルを動かす状況に合わせて画面内も連動して動いていくような仕組みで、あたかもシニアカーを操作しているような体験をすることができるものです。
シニアカーやスズキのセニアカーは、運転免許の必要もなく買い物や散歩など日常の移動手段として便利ですが、介護保険レンタルや、自費レンタル、そして購入などの前に少しだけ試すことも可能ですが、入念な事前の講習などがないため、操作方法や交通ルールを学ぶ機会のないまま使用することもあり、思わぬ危険に繋がる事例も多く見受けられます。
画面は、液晶モニタになっておりリアルな町並みの映像が表示されます。
体験は、シニアカーの電源を入れるところから、基本的な操作方法を画面と音声の解説に従って、実際のシニアカーと同じハンドルを動かしながら操作を習得することが可能です。
また様々な状況がすでに用意されており、いくつか取り上げますと、「商店街」であったり、「駅のロータリー」「側溝がある道路」「地下道」など日常身近に感じる街並みや場所が再現されます。それ以外にも見通しが悪くなる「曇りの日」や「夕方」なども再現されています。
基本編では、それぞれの場面で想定される交通ルールや注意が必要な箇所、正しい通行方法をナビゲーションにて確認し、実践編では基本編と同じシーンにナビゲーション無しで歩行者や自転車、走行車両が行き交う中を通行することで、実際に近いトレーニングを行うことができます。
体験終了後には、体験データを分析し、「危険予測」、「安全操作」、「交通ルール遵守」の観点からアドバイスを表示、体験者が自身の操作や危険場面を振り返ることが可能です。また危険があったシーンはリプレイ機能を活用し、どのような状況が発生したかを体験者の視点、及び相手目線や俯瞰からの多角的な映像を元に振り返りを行うことができます。
こうしたシミュレータを通して疑似操作体験が簡単にでき、操作や交通ルールの把握をすることは非常に重要に思います。
詳細は、
株式会社PRIDIST
https://www.pridist.com/
本社:神奈川県平塚市