シニアカーとセニアカー、電動車いすの種類(違い)について
シニアカー(セニアカー)とは俗称で、正式名称は、「ハンドル型電動車いす」となります。
セニアカーとは、スズキ株式会社が発売しているハンドル型電動車いすの略称です。
電動車いす(椅子・イス)の種類は多数ありますが、
主な分け方は、
・自走用(自操用)か介助型か。
・操作方法が、ハンドルか、ジョイスティックか。
・車椅子の形状かどうか。
などです。
当サイトでとり上げているシニアカー(セニアカー)は、ご自身で操作して電動で進む自走用(自操用)です。
操作は、ハンドル形状となっており、車椅子の形状でないタイプです。
また、車種の形状では、3輪か4輪のどちらかとなります。
免許証、車検、ナンバープレートについて
シニアカー(セニアカー)を運転、利用するのに免許証は必要ありません。
また、車種の登録制度も今の所ございません。
ですので、車では必須の車検もありませんし、ナンバープレート発行もありません。
シニアカー、セニアカーの操作について
操作はとても簡単で、車種により多少違いますが、アクセルレバーを押す(倒す)と進んで、離すと止まります。
カーブ時の操作では、道路を曲がる時のハンドルを切る角度によりセンサーで自動減速をしたり、突然の任意捜査では自動ブレーキがかかるような安全対策もされています。
道路交通法上では「歩行者」として扱われます。
原則歩道を走行することになります。歩道がない道路では、道路の右端を走行します。
公用・商用の施設、交通機関などでの利用
公用・商用の施設や交通機関へ乗り入れることも可能ですが、施設の方への確認が必要です。
交通機関、特に鉄道について、国土交通省により2018年4月より鉄道利用が緩和されています。
鉄道各社の独自ルールのものではありますが、これまでシニアカー(セニアカー)を保険適用レンタル利用の場合のみ、鉄道利用できていましたが、購入した人や通常レンタル(保険適用外)の利用者も鉄道を利用できることになりました。
施設内は人で混雑していたり、物で通路が狭くなっていることがありますので、低速で走行し、各鉄道会社のルールに従って利用して下さい。
シニアカー、セニアカーの安全運転について
携帯電話などを使用しながら運転することは、非常に危険です。
使用する時は、安全な場所に停止した上で、シニアカー(セニアカー)の電源を切ってから携帯電話などを利用しましょう。
量にかかわらずアルコールなどを飲酒した後の運転は絶対にしないようにしましょう。